防災

『あの地震と”同じ揺れ”の体験が出来る!』

続いては、この池袋防災館の一番のメインアトラクション、地震体験』である。
その前に、地震について少し解説したい。

地震といえば、先日、小笠原諸島沖合が震源のマグニチュード8.1の地震は記憶に新しい。
あれは幸いにも震度が深かった=地表との距離があった為に、それほど大きな揺れにはならなかった。
震源の深さは682キロメートル)
ちなみに、3.11の東日本大震災は、マグニチュード7.9 震源の深さは、わずか10キロメートルだった。
震源の深さというのも地震の強さを表す、一つの要因であることが分かる。

もう1つ、マグニチュードとは地震の強さを表す単位なのは皆さんご存知だろう。
震度とマグニチュードと2つ表示があってややこしいと思ったことはないだろうか。
少し説明しよう。

『震度』とは我々が感じる地震の強さである。
『マグニチュード』とは地震そのものの力量である。
つまり、震度の深さが関係するため、マグニチュードが強いからといって強い地震になるわけではない。
ということ分かる。

さらに注目なのが
マグニチュードが1つ上がると、強さがただ単に1つ上がるわけではない。ということだ。
1つあがるだけで実に32倍になるというから驚きである。
※ちなみに、前出のマグニチュード8は巨大地震クラスに該当する。

↓詳細の説明はコチラをご覧ください。
《マグニチュードと震度の違い》

「あれ? ・・・ということは震度6や7って一体どうなるんだろう?」
と思われた方いらっしゃると思います。
想定では、
震度6強の場合には、建物でやや壊れる出る程度。
震度7では建物の程度によっては倒壊もするとのこと。

最近では、強めの地震が来た時には、地震速報でスマホが”ブインブイン”鳴るので、
その時の表示の予想震度やマグニチュードから
自分がこの震度の時はこうやって身を守ろう
と予め決めて置いたほうがよいかもしれない。と本気で感じた。

それと、もう一つ。地震が起きた後の行動についてもご紹介したい。
この記事を読まれている同世代くらいの方々は恐らく
地震が起きたら机の下に素早く逃げる
と教わったと思う。
実は、これは阪神淡路大震災の後から広まった対策で、それ以前は
地震が起きたらまず火の元を消す
ということが奨励されていたのだそう。

これは、関東大震災の際に、地震の揺れよりも、
その後の火災で関東一面が焼け野原になったことが教訓でそうなったそうだ。
だが、直下型地震の阪神淡路大震災でそれがくつがえる。

直下型は揺れがジワジワ強くくるわけではなく、
ドーンと突然来るので、火の元を消す事など到底出来ず、
あたふたしている間に倒れてきた家具の下敷きになった人が大勢いて、
頭を打って亡くなったりというのが多かったとのこと。

ちなみに、地震の種類について、直下型とそれ以外の違いはこちらを参照されたい。
※津波の仕組みも分かりやすい。
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/smart/bousai/1000929/1000305.html

いや、いつになくマジメに書いてしまった。
とはいえ、日本は地震大国。
やはりリスクについては、その内容をしっかりと理解しておく必要はある、うん。
こういう機会にしっかり勉強しておいて損はない。

【震度7は凄かった】

一通り地震についての基礎知識を学んだ所で、
「はい。それじゃあ、5人1グルーブで地震、体験してみましょうか。じゃあそっちから~」
とベテラン隊員が体験を促す。

いよいよ、防災館最大の体験型アトラクションを体験出来るのである。

何やらアクリル板の枠で囲まれた真ん中に、床が動く仕掛け付きのスペースがある。
広さはざっと6畳ほど。テーブルと椅子が5脚だけちょこんと置いてある、
なんとも殺風景な場所である。

「ウィィーーーーン」

という音と共に、こちら側のヘリに、先ほどの動く床が近づいてきて、
最初の5名がそちらへ移り、イソイソと席につく。

「それじゃあ、今から約90年前に日本で起こった大地震を体験してみましょうか
揺れが来たらすぐに机の下に潜ってねー!テーブルの柱は4本しかないから、喧嘩しないでね(笑)」

このベテラン隊員。
かなり慣れているので、もうズバズバ恐ろしいことを話していくから、
冗談言ってもみな、笑うに笑えてないのが妙に面白可笑しかった(笑)

そして、次の瞬間。
部屋の壁のディスプレイに『関東大震災』という文字がバーーンと表示される。

「え? 関東大震災?」と思ったのも束の間。

「グラッ、グラグラグラグラ!!!」
「さあー、テーブルの下に隠れてー!」

確か震度は5? だったかと思う。
「この程度でも物につかまったりもしんどそうだな。でもまあこれくらいなら全然平気でしょ」
と思ったくらい。

でも、次のグループでそんな甘い見通しはもろくも崩れさるのだった。
「はい、次はもっと強いやついくからねー」
そして、部屋の壁のディスプレイに『東日本大震災』という文字がバーーンと表示される。

「え、それもあるの?!」
っていう参加者の絶妙なリアクション。

これ、実際に自分も体験したけれど、何度か机がフワッと浮きましたからね。
絶対に立ってられない。物にしがみついてジッとしているのがやっと。
揺れが不規則だから、強くなったり弱くなったり。それがまた、恐怖心をあおるんですわ。
震度は7。
建物が倒壊してもおかしくないというこの体験は中々出来ませんよ。
ですから、これは体験することをオススメいたします。
もう目からウロコどころじゃなくて、本当に防災グッズを買いに走るくらいの勢いで
防災に対しての姿勢が変わります。
(実際に家に帰ってから、自宅の防災グッズの場所と中身を確認しました。汗)

【やっぱり僕らはあの地震を忘れてはならない】

地震体験の後で、若干テンション上がっていて、
「次は何だ? 何だ?」って感じだったのですが、

次に行った所が、研修会場のような場所で、
そこでは東日本大震災の映画を見たんです。

いや、これが、
「地震の怖さ」
「火事の怖さ」
「津波の怖さ」

っていう3部構成で、当時のリアルな映像も流れるので非常に見ていて辛い。
かくいう私も東北出身なので、見ていて本当に切なくなりました。
あの時、私は、池袋駅の店舗にいたのですが、店舗もガラスが割れて、部屋にひび割れが入って
めちゃくちゃ怖かったし、
帰宅困難者で駅前が溢れていたり、身内と連絡が中々つかなかったりと周りも騒然としてました。

遠く離れた東京ですらこの状況ですから、現地の混乱や恐怖はどのくらいだったのか計り知れません。
やっぱり僕らはあの地震を教訓として忘れてはならない。
心からそう感じました。

今回、『池袋最大の体験型アトラクション!』
と面白可笑しくご紹介しましたが、少しでも興味を持っていただいて、
防災についての知識が深まればよいなと感じます。